押し花が上手く仕上がる方法やコツは?【作り方と画像】

押し花を作る方法とコツ・画像
押し花を花本来の色を大切に、長持ちできる作り方と画像

押し花を作りたいんだけど、昔ながらの本に挟む方法ではうまく乾燥できなかったり、色が褪せてしまったりしまいますよね。

難易度の高いバラとガーベラを例に、うまく押し花が仕上がる方法やコツについてまとめました。

目次

押し花を上手く仕上げる方法やコツ【Q&A】

Q.
押し花を作るコツについて、教えていただきたいのですが お願いできますか。何回も作ってみましたが、本ではさんでもふくらんでしまって、うまくできなかったのではさんだとき、ふくらまないコツを、おしえて下さい。
(質問者:T.K.)

一例ではありますが・・・

A.
押し花を作るコツ”についてなのですが、実は押し花には多種多様な技術がありまして、それによりまして使用する道具や資材も違います。

今回は、本に挟んで押し花を作ることを前提にお答えさせていただきます。

本にはさんで作られているとのことですので、きっとお花に含まれている水分を完全に乾燥させるまで時間がかかっていることと思います。

この【時間】というのが大切で、短時間であればあるほど押し花が色鮮やかに仕上がります。

本がふくらんでしまう原因は、きっと生花から出る水分を本のページが吸収しているからですので、T.K.さんのこれまでの方法よりも本を交換する回数を増やしてみては如何でしょうか?

通常、押し花専門店などで使用する乾燥用マットは大変吸収力の良い材質です。

それを使用しますと水分の多い生花ですと半日から1日でマットはびしょ濡れ状態になります。
完全に乾燥するまで何度も交換しています。

押し花は、マットに入れたらずっと面倒をみてあげないと可愛い顔の美しい押し花にはなってくれません。

「可愛い顔にな~れ、可愛くな~れ」

と願いながら面倒をみています。

T.K.さんも何度も本を交換して、愛情たっぷりに仕上げて下さいネ!

押し花を指先で触ってみて“温かい”と感じれるようになったら完成です♪

乾燥が足りないと触った時に湿りっけがあり、冷たく感じます。

あと、本に重しをかけることも忘れないで下さいね。

素敵な押し花が完成しますことを願っています。
ぜひ頑張って下さいネ!

(回答者:はな)

押し花の作り方(押し花デザイナーが製作する工程の画像)

押し花デザイナーが専用の乾燥マットを使って押し花を作る工程の画像とコツです。

バラを押し花にしてから組み立てる方法や、分厚いガーベラを押し花にする方法の参考になれば嬉しいです。

バラで押し花を作る方法とコツ(画像)

pressedflower-make11.花選び
新鮮で傷の無い花材を厳選。
温度調整をしながら、自然と花びらがふわっと咲くのを待ちます。

pressedflower-make22.前処理
花材によって多種多様ですが、知識と経験から最適な方法で前処理をします。このノウハウが押し花デザイナーの腕の見せどころ!!

pressedflower-make33.セッティング
完全に乾燥して良い具合の押し花専用マットに、手とピンセットを使って、仕上がりのデザインを想像しながら並べていきます。

pressedflower-make44.プレス
花材によって多種多様ですが、知識と経験から最適な重量を均等にかけてプレスします。そして完全密封します。(画像は密封前)

pressedflower-make55.マット交換
翌日、マット交換をします。花材によっては数時間ごとにマットの交換をするものもあります。
(3番の画像よりパリッとしてきました)

pressedflower-make66.見極め
完全に水分が抜けた花びらは紙のようにペラペラとなり触ると温かいです。手指の湿気さえも吸収してしまう為、専用のピンセットが指代わりです。

pressedflower-make77.一時保管
乾燥した押し花は、空気中の湿気をどんどん吸おうとしますので、素早く押し花専用の保管袋に入れて完全密封しておきます。(画像は密封前)

pressedflower-make88. 組立
デザイナーの腕の見せどころ!!ピンセットと竹串を器用に使って立体的に組立ます。微妙な花びらの色加減や形を見て選別。可愛い顔になります様に!

pressedflower-make9パーツ完成!

こうして押し花のパーツが出来上がります。組立中に湿気を吸っていますので、再度押し花専用マットで乾燥した後、完全密封状態で保管して出番を待ちます。

ガーベラで押し花を作る方法とコツ(画像)

押し花の作り方とコツ(画像)1.花選び
新鮮で傷の無い花材を厳選。

押し花の作り方とコツ(画像)22.前処理
花材によって多種多様ですが、知識と経験から最適な方法で前処理をします。このノウハウが押し花デザイナーの腕の見せどころ!!

押し花の作り方とコツ(画像)33.セッティング
完全に乾燥した押し花専用マットに、ガーベラの厚みの違いによる縮みを防止するためにスポンジ等を工夫して並べます。姿勢良く美しく押し上がります!

押し花の作り方とコツ(画像)44.プレス
花材によって多種多様ですが、知識と経験から最適な重量を均等にかけてプレスします。そして完全密封します。(画像は密封前)

押し花の作り方とコツ(画像)55.マット交換
半日もすると取り替え時になります。完全に乾燥させた別のマットに移し替えます。季節にもよりますが、ガーベラの場合この作業を最低3回は繰り返します。

押し花の作り方とコツ(画像)66.見極め
完全に水分が抜けた花びらは紙のようにペラペラとなり触ると温かいです。ガーベラは中心部分が乾燥しにくい為ここが温かければOK!湿気を感じるようなら再び新しい乾燥マットへ。

押し花の作り方とコツ(画像)7パーツ完成!
花びらの縮みもなく、中心部分にも温かみを感じるようであれば乾燥OK!生花の時の可愛さそのままの押し花ガーベラのできあがりです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
押し花の作品作りをぜひ!楽しんでくださいね♪

追記
私が随分前にUPした記事のため、画像解像度を低くするために粗くてすみません。

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この記事を書いた人

HanaToiro.comでは暮らしの中にある【お花】の情報を書いています。
みなさんにブログから花の元気が伝わると良いな。

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